真夏の夜の怪談 後編
YouTuberの常套手段「パートを分けて再生数を稼ぐ」を使ったところで後半に入ります。
前半をまだ読んでない人はぜひ読んでください→http://keisugiyama.hatenablog.com/entry/2016/07/17/141900
その時僕は謎の自信に満ち溢れ電気を付けずに寝室へ移動してしまったのです。
寝室は床の間のある部屋で大きな仏壇が置いてありました。僕は極度の怖がりで変な方向に想像力が豊かだったので、寝ている時に仏様が動き出したり目を開けて僕を見たりしてるのではないかと考えしまい怖かったのでいつも仏壇の扉を閉めて寝ていました。
そして布団に入り意識が薄れてウトウトしていた瞬間、「ギャー」という女の人の様な叫び声と共に廊下をドコドコドコと走る音が聞こえたのです。僕はもう怖すぎて声も出ず、布団の中でくるまっていました。
僕は怖い反面、好奇心もあり廊下を見に行こうかと考えましたが怖さが勝って布団からは出られませんでした。おじいちゃんを起こすことも考えましたがやはり怖くて布団の中から出られません。
そして一睡もせずずっと布団の中にくるまっていると今度は「あぁー」といううねり声の様なものが聞こえました。もう心臓が止まるかと思いましたが、今度は勇気を出して布団から出てみたところおじいちゃんが寝言を言っていたのです。なんだあれはおじいちゃんの寝言だったのかと当時の僕は一安心しました。
しかし、今思い返すと一回目の声は完全に女性の声でした、しかも廊下を走っている足音まで聞こえたのです。やはりこれは霊的なものなのでしょうか?お盆の時期に帰ってきた御先祖様が仏壇の扉が閉まっていたから迷子になってしまったのでしょうか?真相は分かりません。
もし僕があの時起きて廊下に行っていたら‥‥
考えただけで鳥肌が立ちます。
今でも真相が気になるのでタイムマシーンが出来たらあの場に行ってみたいですね、でも1人じゃ怖いので妹を連れて行きます。
もしかしてあの叫び声と猛烈ダッシュは未来からきた僕の妹がビビってしたものかも知れません笑
とりあえず学んだことは夜更かしはせず、お盆のお墓参りはしっかり行く!ってことです笑